DIY うるさいコンプレッサーの為に防音ボックスを作る

DIY関連・チャレンジ

コンプレッサーの利用目的

ずっと前から妙に欲しかったコンプレッサー。でも買うにはちょっとためらい続けてきました。大体の事は電動工具で事足りるので。

でも最近、車のタイヤ交換した後に空気を入れる為に利用していたガソリンスタンドが、その時期だけ利用禁止となりまして。当然なんですけど、その時期だけ空気だけを入れに来るお客さんで長蛇の列になっていたので迷惑だったんでしょう。一応タイヤの空気を入れる小型のポータブルコンプレッサーは持っていたのですが、なかなかうるさい上に、ものすごく時間がかかるのです。

タイヤ交換の後の空気入れで1年に2回使うし家族の分まで含めたらまぁまぁ活躍してくれると思ったのと、塗装とかもしてみたいなと思っていたので意を決して、

よし、コンプレッサーを買おう

と思ってた所に、先日実家に置いてあった親のコンプレッサーを貰う事になりまして。今のコンプレッサーはうるさいから新しい静かなコンプレッサーに買い換えるんだとか。すごくタイミングが良かったので速攻で貰いに行きました。

親から譲り受けたコンプレッサー

コンプレッサーうるさい・・・

持ち帰って試運転してみると・・・

うるさい、とにかくうるさい。分かってはいたけどうるさい。なんて言うか・・・けたたましいです。

最近流行ってる静音コンプレッサーと呼ばれるものの音は聞いた事がないので分かりませんが、貰ったコンプレッサーはかなり前に購入したものらしく、おそらくかなりの違いがあると思います。

そこで思い立ちました。コンプレッサーを入れる防音ボックスを作ろうと。ネットショッピングで調べても本当に効果があるの?って感じるものだったし、値段もそれなりに高いと思ったので。

防音(吸音)・遮音素材

ボックスは簡単に作ったとして、問題は何を防音素材ですよね。よく枕とか布団に顔を埋めて、『好きだーーーーっ!』とかって叫んでる印象がありますが笑、あれもおそらく吸音ですよね。

でも枕とか布団って訳にもいかないですよね。ネットで色々と調べてみると、

吸音のメカニズムは、細かい穴(細孔)がたくさんある素材によって、音を取り込み、その中で拡散させることで音を吸収させるもの、のようです。

吸音するための素材として用いられるのは、グラスウール、ロックウール、ウレタンフォームなどが多いでしょう、との事です。

ネットで見ているとウレタンスポンジを用いたものが多くありましたね。

ウレタンスポンジは、どうも本当に吸音出来るのか私的には信憑性が低くて。

で、結局私が選択したのは、発泡ウレタン。

発泡ウレタンのスプレータイプを使用しました。ウレタンの厚みも自由に取れそうだし、何より一度使ってみたかったのです。職人さん達が上手に作業している動画を見てかっこいいなぁと、面白そうだなぁと。

次に遮音と言う事で、鉄などの密度が高いものが良いらしいので、トタンを買いました。買ったんですけど、コンプレッサーの振動でビリビリと余計にうるさくなりそうな気がしたので使いませんでした。使った方が良いのか使わない方が良いのか分かりませんが・・・

制作

制作のイメージとしては、1×4の木材で枠を作り、壁は合板を貼って、入り口は扉にしようと。箱の大きさは、コンプレッサーの大きさより前後左右上下に100㎜づつ余裕を持たせて、L700×W500×H750くらいで良いかなと。ちなみになんの設計もしていません。いつもその場その場で頭の中でイメージしているだけです。なので失敗する事の方が多かったり・・・

最初にイメージしていたのが、発泡ウレタンは1本で足りると思っていました。なのでまず用意したのが、

  • 発泡ウレタン 1本
  • 木材1×4 6F 5本
  • 合板1820×910×12 2枚
  • 丁番
  • パッチン錠
丁番とパッチン錠

まず枠組みですが、単純に1×4をカットして750㎜を4本、700㎜を4本、500㎜を4本用意しました。

カットし終わった1×4

そして、500×750の枠を作ります。

仮組み

この時の必需品がコーナークランプ。私は未熟者なのでこれが無いと綺麗に枠を組めません。

コーナークランプ 4個で1セット


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そしてビスを打つ所をさらにクランプします。基本私はビスを打つ所は適度な長さのクイックバークランプでクランプしています。インパクトで締め込めば引っ張りますがなんかねぇ・・・

1000㎜のクイックバークランプ

コーススレッドは軸細のを使いました。小屋とかを作るのには細軸は心もとないですがこのくらいの大きさなら充分ですね。下穴無しでも気割れしないしすごく楽です。

軸細コーススレッド

ちなみに使用した工具はマルノコとインパクトです。私の相棒です。

相棒のマルノコとインパクト

枠を2つ作りましたー

そして2つの枠を繋げます。

枠が完成しました

では壁を作るのに合板を切ります。写真に写っているのは自作の直線切り用の治具。マルノコも下手くそなのでこれが無いと、けがいた線の上を真っ直ぐ切れないのです。

合板と直線切り用の治具

どんどん合板を切り壁を貼っていきます。

この後、扉をつける前に5面に発泡ウレタンを吹き付けてしまおうと思って、やったのですが・・・1面も持たずに発泡ウレタン1本を使い切ってしまいました・・・最後の動画を見て貰えば分かると思いますが、想像以上にすぐ1本無くなりました。吹き付け方にも失敗がありましたし・・・

完全に想定外です。しょうがない、もうここまで来たら後には戻れないので👇

追い発泡ウレタンです🤪

ちなみに発泡ウレタンを吹き付ける前に中は綺麗にしなければなりません。私はエアーでブォーンとしただけでしたが。

発泡ウレタンの様子は動画を見てほしいです。

発泡ウレタンを吹き付けた後、扉をつけるのに、丁番とパッチン錠をつける板も両側に貼り、扉を取り付けます。

そして、完成です!

中身はと言うと・・・👇

こんな感じです😅

思ったより発泡ウレタンが大きくなりコンプレッサーが入らなかったので固まった発泡ウレタンを切って切って切ってなんとかコンプレッサーが入るまでにしました。

そして、コンプレッサーが入っている様子が・・・👇

やっと入っている感じです。案の定サイズ感が失敗しました。でもまぁ収まってくれたので良しとしましょう。

防音効果はあるのか・・・

で、肝心のどのくらい音が小さくなったのかと言いますと…実は騒音計を持っていなくて正確な数字としては分からないのです。すみません。

一応スマホで音量を測れるアプリがあったので、そのアプリで測ってみると、通常の音量が約98dB。これはやばい数値ですよね?やっぱりちゃんとした数字ではなさそうです。そして、箱の中に入れて測ってみると、約76dB。ただのスマホのアプリで測っただけなので、なんとも評価はしがたいですが、体感としては確かに静かになっています。けたたましい感じではなくなりました。壁1枚だともっとうるさいだろうな、と言った感じです。これは人それぞれの感覚だと思うので言葉では伝わらないと思いますが。

まぁでも当たり前ですけど、コンプレッサーを裸で使用するよりは近所迷惑にならないのでこれからコンプレッサー使う時はこの防音ボックスに入れて使おうかなと思っています。

持ち運びが出来そうもないので今度タイヤでもつけよっかなって思ってます

長くまでお付き合いありがとうございました!

最後に動画にしてみましたので、ぜひ見ていってやって下さい!

失敗した発泡ウレタンの吹き付けている様子も見れますので・・・

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