
ドライヤーのケーブルの部分で電線の接触不良があったので修理をしてみました
電気製品でやってはいけない事
ケーブルを製品にグルグル巻きにして片付けてる光景をよく見かけます。よくテレビやネットでもケーブルをグルグル巻きにして片付けるのはよくないっていうことも言われていますよね。本当によくないんです。
理由はケーブル内で電線が断線してしまい電気が流れなくなるからです。それも断線しかけの頃は中途半端に断線している為、電気製品が動いたり動かなかったりで、良くない状態です。
電気製品の中でも特にドライヤーが多いと思います。ドライヤーのケーブルをコンセントに繋げっぱなしにしている人はあまりいないと思います。使い終わったらその度に片付ける人の方が多いかと思われます。そうなると毎日使う物ですし、それも家族の人数分、片付けるたびにグルグル巻きにしていたらその度にケーブルに無理がかかります。
断線しやすい部分
断線しやすい部分はドライヤーからケーブルが出ている直近の部分です。
硬い部分(ドライヤー本体)から柔らかい部分(ケーブル)になる所が1番無理がかかります。その部分が1番ケーブル内の電線が曲がったり真っ直ぐになったりを繰り返しているからです。
よく針金等の細い(薄い)鉄を折る時に、あっちこっちに曲げて折ったりしますよね。あの現象がケーブル内で少しづつ起こっているのです。
ドライヤーの良い片付け方
グルグル巻きが駄目と言うのは少し語弊がありまして、ドライヤー本体からケーブルが出ている直近の所からグルグル巻きにしようとしている状態が駄目と言う事でして、ドライヤーの直近のケーブルは真っ直ぐにして(10cm程度)、そこから緩やかに本体にグルグル巻きにしていけば負担は少ないと思います。もちろん1番良いのはケーブルを曲げないで真っ直ぐにして片付ける事なんですけど、場所も取っちゃいますしね。出来れば直径20cm位で緩やかに大きな輪っかを作る感じで片付けれれば1番無難だと思います。
我が家のドライヤーも断線
私も家族には『グルグル巻きにしないで』と言っています。それでもたまにグルグル巻きにされているので注意をするんですが、日にちが経つとまたグルグル巻きにされていたり…
なのでやっぱり断線しちゃいました。


最後に載せている動画を見て貰えば分かると思いますが、この緑丸の部分を動かすとドライヤーがついたり消えたりします。
断線しかけの頃で危ない頃でもあります。我が家のドライヤーはまだまだ使えるので、今回はこの部分の修理をしたいと思います。
ギボシ端子での接続
ケーブル内の電線を繋ぎ直そうと思うと、一度ケーブルを切断し電線を繋ぐ方法しか無いです。電線を繋ぐ方法としてはたくさんあるかと思いますが、今回は以前このブログでも紹介したギボシ端子を使って繋ぎ直したいと思います。
一般的に自動車の電装品などに使用されていますが、自動車の場合、色々と電装品を増やしたり減らしたりするので、抜けにくく絶縁もしやすく付けたり外したり出来る万能なギボシ端子が使われていると私個人は認識しています。ものすごい電流が流れなければギボシ端子は万能だと思います。
電流と言いましたが、安定のエーモンさんのギボシ端子のパッケージには、12V200Wもしくは24V400Wと書かれています。これは一般的な自動車の12Vで使用する場合、電装品の消費電力を200W以下にして下さいね、トラックのような24Vの場合だと消費電力を400W以下で使用して下さいね、と言う事ですよね。この時の電流はと言うと、200W÷12Vで約16Aと言うことになります。電流だけの話になると16Aまでにして下さいね、と言う事になります。
ドライヤーの消費電力を見てみると1200Wとなっていました。ドライヤーの場合はコンセントに繋げるので、家庭用の電源は100Vです。なので1200W÷100Aで12Aの電流が流れる事になります。最後の動画にも映っていますが、電流計に12A弱、針が振れていました。大体のコンセントは1500Wまでとなっていると思うので、一般的なドライヤーはそれ以下で作られていると思います。
と言う事でギボシ端子で繋いでもOKです。家庭用の電気製品をギボシ端子で繋いでいる人はあまり居ないと思いますが…
修理に使用したもの
修理に使用したものを紹介します
- ギボシ端子

- 圧着ペンチ

【セット買い】【Amazon.co.jp 限定】エーモン(amon) 電工ペンチ 全長約255mm 4960 + エーモン(amon) ギボシ端子セット AV(S)0.5~2sq 12セット 3301
- ケーブルカッター
- 熱収縮チューブ(φ6が2本とφ10が1本)


- ヒートガン

HiKOKI(ハイコーキ) 18V コードレスヒートガン 温度調節可能 風量切替機能付 ノズル3種付 蓄電池・充電器別売 ケース付 RH18DA(NNP)
収縮チューブに熱を加えるのにライター等で炙っているのを見かけますが、時間は速いですが上手下手があると思うし、なにせ火です🔥。器用じゃない人は危険なのでやらない方が良いと思います。私もたまにライターでしますがやっぱりヒートガンの方が安心です。でもヒートガンもなかなか値が張りますしね…
動画
それでは作業している様子を動画でご覧下さい。
途中、作業に集中していて、手元が画面から外れてしまっている時間帯がありました…
申し訳ありませんが優しい目で見てやって下さい…
では、これからもよろしくお願いします❗️


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